2022年07月25日
建築基準法の遵守だけでは良い家は建たない。
皆さまこんにちは。まつだ工務店の松田です。
先日の完成見学会へご来場いただいた方々、ありがとうございました。
とても素敵なお家ですね!とのお言葉を頂きました(^^)
さて今回は、まつだ工務店のこだわりについて書かせて頂きます。
私たちには3つのこだわりがあります。そのひとつが「現場へのこだわり」です。現場に携わる者全員が一丸となって仕事をしなければ、お客さまに満足いただける住まいは完成しないと考えています。
その一環として、まつだ工務店は協力会者さまと定期的にミーティングを行っています。コミュニケーションの機会を設けることで、作業上の質問や現場での困りごとなどを共有しています。
今回は、前回開催の議題であった標準施工手引き書についてお話させていただきます。
建築基準法で定められている範囲は家づくり全体のたった○%?
住まいとはそこへ住まう人の命を守るものでなければなりません。そのため、とても厳しい基準で定められた「建築基準法」という法律が存在します。一見、全てがその法律に守られているように思えますが、実はこの基準法で定められているのは家づくり全体の9%程度なのです。
つまり、ほぼ現場判断で家が建つということです。もちろんフラット35や瑕疵担保責任など法律ではありませんが、利用する制度や補助金、製品によって定められた施工基準などもあります。それでも約40%は現場判断で家づくりを行うことができてしまうのです。
施工に一切のバラツキをなくすための方法
まつだ工務店はお客さまにとって不透明な「現場判断」を解消するために、基準が定められていない約40%を第三者機関(株式会社NEXT STAGE様)に介入していただき、標準施工手引書を作成しております。自社基準をしっかり設け、どの現場も一切のバラツキがないように仕組み化をしております。
前回の業者様とのミーティングではその施工標準手引書の概要説明と配布をさせていただきました。今後、もし協力会社さまに新しい職人さんや新入社員さんが入ったとしても、施工標準手引書があることで品質が変わることはございません。
手作りだからからこそ、より正確さが求められる
手作り品はひとつひとつのバラツキがその商品の「味」とされるモノもあります。しかし住まいにはバラツキがあってはいけません。冒頭でもお話させていただきましたが、そこに住まう人の命を守るものだからです。一つの施工ミスにより、想定された室温が保たれないと寒さによる健康被害のリスクが伴うこともあります。
人の手で作る以上、ヒューマンエラーは必ず起こります。しかし施工標準手引書をもとにチェック体制を整えておけば、そのミスは防ぐことができるのです。
まつだ工務店はより高いクオリティを実現するために、協力業者さまと日々協力しながら家づくりをおこなっています。これらは全てお客さまに安心していただく為のこだわりのひとつです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。