2021年09月01日
家の中が暑い!エアコンの設定温度よりも暑く感じる理由とは
こんにちは。まつだ工務店の松田幸二です。
今回は「家の中が暑く感じる理由」のひとつについてお話しさせていただきます。
エアコンの設定温度は26℃、足元は寒いくらい冷えているのになぜか暑く感じることはないでしょうか。その原因のひとつに「湿度」が考えられます!
今年の夏も相変わらずの”猛暑”ですが、コロナ禍以降は家で過ごす時間も長くなっているので特に暑く感じます。しかし暑いからといって冷房で温度を下げ続けると実は「湿度」は上がってしまうんです。
「湿度が10%上がると体感温度が1度上がる」
なので除湿もをせずに部屋を冷やし続けると、どんどん湿度が上がり体感温度も上昇してしまうのです。
でもほとんどの方が「エアコン温度は絶対に上げられない!」ですよね。そんな時は暑くなった部屋を冷やすのではなく、はじめから「暑くなりにくい」対策をしてみてはいかがでしょうか。
①窓からの熱の侵入を防ぐ
②壁や天井、床からの侵入を防ぐ
③高気密・高断熱住宅へ住み替える
①窓からの熱の侵入を防ぐ
夏の開口部からの熱の侵入の割合は約73%と家全体の4分の3を窓が占めているのです。なのでしっかり窓の断熱対策をすれば暑さだけではなく寒さも軽減できるんですよ!もうご存知の方も多い内窓やシェード(日除け)を付けるだけで暑さ対策に大きな効果が生まれます。
②壁や天井、床からの侵入を防ぐ
古いおうちは壁や天井、床の断熱が今の基準ほどありません(今の基準も決して高いとは言えませが、、、)なので窓だけではなく、家全体の断熱工事をするとより効果が期待できます。今は壁を壊さなくても施工できる断熱材など便利なものがたくさん発売されています。この夏には間に合いませんが、厳しい寒さが予想される今年の冬の対策として今からご検討いただいてみてはいかがでしょうか。
③高気密・高断熱住宅へ住み替える
おうち作りを検討されている方へは高気密・高断熱住宅をオススメします。もちろん暑さや寒さが感じにくいというメリットもありますが、高断熱住宅へ住み替えた方々の健康状態が改善しているといったデータもあります。せっかく想いを込めて建てるマイホーム。夏は暑くてイライラ!なんてことがないように建てる前からキッチリ対策しておきましょう!
このように暑くならないような対策をすることでエアコンの温度設定はいつもよりも高く、湿度を上がりにくくすることが出来ます!「なかなかリフォームまで手が届かない!」という方はエアコンの温度を下げるのではなく、ドライ(除湿)設定にしてみたり、除湿機を設置してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!