2024年07月27日
植栽で緩和するヒートアイランドの夜
こんにちは、まつだ工務店の松田です。
いよいよ夏らしくなってきましたね。もう、夜もエアコンなしでは寝られません。(^^;
とくに大阪のような都市部では、『ヒートアイランド現象』により日が沈んだ後でもコンクリートやアスファルトに蓄えられた熱がじわじわと放出され、夜間の気温低下を妨げます。だから、熱帯夜が多い。
そんな真夏の夜を少しでも快適に過ごすためには、外部の熱を取り込まないことが大切です。つまり、断熱性の高い家であることが大前提。
そのうえで、自分たちにもできる暑さ対策として『緑化』があります。
「ヒートアイランド対策に屋上緑化が効果的」というのはよくいわれていますが、屋上でなく庭に植栽を植えるだけでも多少の効果は得られます。
私たちが汗をかいて体温を下げようとするように、植物は暑くなるとより多くの水蒸気を放出して葉の表面や周囲の温度上昇を抑えます。こんなふうに、水分が蒸発するときに周囲から熱を奪う性質を気化熱といいます。
森のなかが夏でも涼しいのは木陰が多いからというだけでなく、この気化熱の効果もあるからなんですね。
我が家を緑化する方法として、まず窓の外に植栽を植えるというのが挙げられます。枝を大きく広げ、青々と葉を茂らせた木は日射を遮り、地面の温度上昇を抑えてくれます。
大きな木を植えるのが難しい場合は、朝顔のようなつるが伸びる植物でグリーンカーテンをつくって日差しをカットしてあげましょう。土のない場所でも、プランターを置けば問題なく育ちます。ゴーヤやきゅうりを植えて、家庭菜園の気分を味わってみるのもいいですね。
これが、自分でできる日射遮蔽と気化熱を利用した暑さ対策です。
室内はあまり冷やしすぎないように、室温28℃程度を維持するようエアコンの調整を。どうしても暑いときには扇風機を併用しますが、直風が当たり続けると体が冷えて、血液の循環が悪くなってしまいます。睡眠時は扇風機をできるだけ体から離す、首振りで使うなど、気を付けて使用してくださいね。
まつだ工務店では、家全体を高性能断熱材で囲ったSW(スーパーウォール)工法を採用しています。だから、断熱性も高いしエアコン効率もいい。
今年の夏も厳しい暑さが続くと予想されますが、“夏でも涼しい”まつだ工務店の家で大阪の熱帯夜を乗り切りましょう!^^