2023年11月18日
無垢フローリング、後悔してますか?
こんにちは、まつだ工務店の松田です。
すっかり秋も深まり、冬はもう目の前。
空気が乾燥しはじめると風邪やインフルエンザにも罹患しやすくなりますから、しっかり手洗いする、部屋を加湿するなど、体調管理にも気を配りながら過ごしていきましょう。^^
このように空気の乾燥によって影響を受けるのは、私たちの体だけではありません。やはり、家にも影響は出てきます。
たとえば、冬になって空気が乾燥し始めると、無垢のフローリングは収縮を始めますよね。
以前、無垢フローリングに調湿作用があることはお話ししましたと思います。
調湿作用や足触りのよさが魅力の無垢フローリングですが、掃除やお手入れ方法は合板フローリングと違う点があるので注意が必要です。
実際に無垢の床で暮らしている方、いかがですか?
思った以上にお手入れが複雑だと、後悔していませんか?
だけど、無垢フローリングを維持していくことは、実はそんなに難しいことではないんですよ。
気をつけたいのは、以下の3つです。
ひとつ目は掃除の頻度。
空気が乾燥するこれからの季節、床板同士の隙間が広がってホコリやゴミが入り込みやすくなりますから、できるだけ小まめに掃除機をかけてあげましょう。
「忙しく毎日は無理!」という方は、ロボット掃除機を検討してみてもいいですね。
そうすれば、床板の隙間に詰まったゴミや汚れを取るために、家中つまようじを持ってウロウロするなんて苦労もなくなりますよ。^^
ふたつ目に、掃除用品の選び方。
フローリングワイパーやモップのなかには、ホコリをしっかりと吸着するための『着塵剤』という薬剤が使われているものがあります。
この薬剤が無垢フローリングに染み込むと、床板が変色してしまったり、かえって床面にホコリが残りやすくなってしまったりということも。
そのようなことのないよう、フローリングワイパーやモップを使用する際には薬剤が使われていないものを選びましょう。
最後に、拭き掃除の方法です。
無垢フローリングは天然の木材でできていますから、長時間濡れたままにしておくことは、カビや腐食の原因となってしまいます。
基本は乾拭きですが、どうしても水拭きしたいときには雑巾を固く絞り、拭いたあとは早めに乾かしてあげましょう。
キッチンなど水回りでは、水はねをそのままにせず、すぐにふき取るようにしてくださいね。
年末の大掃除などでワックスをかけるのであれば、『グラノス』がおすすめですよ。
雑巾がけの要領で、汚れ落としとワックスがけが一度にできてしまいます。
もちろん、普段の掃除にもお使いいただけます。
「無垢フローリングにして後悔している」
という声は確かにあるようですが、大切なのは、その素材本来の特性を知ること。
自然素材への理解を深めることで、肩ひじはらずに無垢床との付き合いができるようになりますよ。
足元がひやっとしない暖かな床で、心地よい冬の暮らしを!