まつだ工務店の社長ブログ

2025年10月23日

大規模リフォームについて

こんにちは、まつだ工務店代表の松田幸二です。

急に寒くなりましたね🥶家から外に出ると気温の変化に驚きます💦 寒さが厳しくなってくると、お家のリノベーションと合わせて、断熱リフォームのご相談をいただきます。リノベーション工事について建築基準法の変更がありましたので少しお話しさせていただきます。

2025年4月の建築基準法改正により、木造2階建て住宅の大規模改修を進める際には、確認申請が必要不可欠となりました。この改正は、建物の安全性を確保し、法規制を遵守するために重要となります。ところが、すべてのリフォームに確認申請が必要かというと、そうではなく、キッチンやトイレ、浴室等の水回りのリフォームや、バリアフリー化のための手すりやスロープの設置工事などは必要ありません。2階建て以上または延べ面積200㎡超の木造一戸建て等の建物において、主要構造部の過半以上の改修を行う場合、または大規模の模様替えを行う際に確認申請が必要となります。大規模修繕や模様替えにも細かな取り決めがあり、確認申請が必要か否かの確認が大切になります。例えば、屋根の化粧材(ふき材)のみの改修を行う場合や、外壁の外装材のみの改修を行う場合などは必要ありません。他にも内装の床仕上げ材のみを改修する場合や、階段に新たな仕上げ材を被せる改修なども必要ありません。間取りを大きく変えるために柱や梁を改修したり、その本数が総本数の過半を占める場合や、壁や床の構造材(構造合板)の面積の過半を改修する。さらに屋根の構造合板や垂木を水平投影面積の過半を改修や、階段のその階ごとの総数の過半を占める割合の改修など、お家の安全性に関わる構造部を改修する際に必要となりますので、リフォームをお考えの方は、注意が必要となります。

詳しくはこちらから(国土交通省のページに移動します)

この改正で、大規模なリフォームを行うことのハードルが上がりましたが、ご家族の暮らす大切なお家の安全性を確保するという点において、私はすごく良い法律だと考えています。今までは、計算などせずに安易に柱を抜いたりして部屋を広げるリフォームを他社でされているお家をたくさん見てきました。見るたびに「怖い事してるなぁ・・・」と感じていました。これからはそういった安全が確保されていない無理な状況のリフォームが減るのではと思っております。

まつだ工務店では、構造部を触るリフォームの場合は、補強はもちろん、構造計算をして安全を確認したうえでのリフォームを行っております。

私たち工務店が一番大切にしなければならない「お客様の暮らしを守る」という点で、単に法律に対応するだけでなく、お客様が末永く安心して暮らしていける住環境の提供が必須だと改めて考えました。これからも、今まで以上に良い家づくりをしていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございます。

~お客様の想いを1つ1つ大切に~ 株式会社まつだ工務店 松田幸二(マツダコウジ)

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