2025年05月24日
【風呂カビ予防の日】浴室は正しく換気を!
こんにちは、まつだ工務店の松田です。
皆さんは、5月26日が『風呂カビ予防の日』だということをご存じですか?
これは日本気象協会の調査結果をもとに、ライオン株式会社が制定した日で、この時期から浴室のカビが急増するといわれているそうです。
とくに浴室は、カビの発生条件である『湿度』『温度』『栄養源』『酸素』が揃いやすく、家の中でもっとも湿度が高くなる場所。これらの条件が整うと、カビの胞子は24時間程度で発芽し、1週間ほどで目に見えるようになります。

カビ対策の要は“湿度を下げる”こと。そのためには正しい換気が欠かせません。
では、具体的にどうすれば良いのかを今からお話しします。
まず、一般的な住宅では、浴室の換気扇は24時間稼働させることが基本です。
「電気代がもったいない」と思われるかもしれませんが、最近の換気扇は省エネ設計になっているため、24時間回し続けても、電気代は月に数百円程度。カビの清掃にかかる手間や、カビ取り剤にかかるコストを考えれば、決して高くはありません。
そして、意外に思われるかもしれませんが、今は浴室の窓は開けないのが基本。
換気扇は浴室内の空気をくまなく循環させて排出する設計になっていますが、窓を開けると室内の空気の流れが乱れ、換気扇の効果が十分に発揮されなくなるからです。

ただし、古い家で換気扇がない場合や、換気扇の性能が落ちている場合は例外です。その場合は窓を開けての自然換気を行いますが、その際は浴室ドアのガラリ(通気口)を開けておくことを忘れずに。窓とガラリという二方向に開口を設けることで、効率よく空気を入れ替えることができます。ガラリがない場合は、浴室ドアを少し開けておきましょう。
また、換気と同様に大切なのが、こまめな掃除です。
汚れは、カビの栄養源。入浴後にシャワーで壁や床の石鹸カスを流す、週に一度は浴室用洗剤で掃除するなど、汚れをためないことがカビ予防につながります。

これからの季節、浴室の換気と掃除に少し気を配ってみてください。小さな習慣の積み重ねが、清潔で快適な住まいを保つことにつながります。